生物多様性セミナー 
日本の植物保全戦略
世界植物保全戦略GSPC最終報告のあり方

 

2010年に名古屋で開催された生物多様性条約会議ではAichi Targetが採択され、次の2020年に向けた目標が掲げられました。そこで、各分野の専門家に話題提供をいただき、日本の植物保全のために、世界植物保全戦略GSPCの日本戦略版の最終報告のあり方を討論するセミナーを開催します。

主催:生物多様性JAPAN
日時:2011年10月23日 9:30〜15:30 
場所:中央大学後楽園キャンパス 新2号館 6階 2643セミナー室
    東京都文京区春日1−13−27
定員:30名 植物に関心のある方はどなたでも参加できます(お申し込み下さい)
    お申し込みはメールかお電話で mail@bdnj.org 03-3817-7193 (+FAX)

 

プログラム
基調講演 「日本の植物保全戦略最終報告のありかた」 
    岩槻邦男氏 (兵庫県立人と自然の博物館・生物多様性JAPAN)
話題提供 話題提供の講演は各15分程度です
    加藤雅啓氏 角野康郎氏 小池史人氏 邑田仁氏 
    遊川知久氏 ほか

世界植物保全戦略の目標
 Global Strategy for Plant Conservation
 目標1:完全な世界植物誌への第一歩として、広く利用可能な既知植物種のワーキング・リストを作成する。
 目標2:すべての既知植物種の保全状況の初期的な評価を国内・地域・国際的レベルで実施する。
 目標3:調査及び実践経験に基づいた植物の保全と持続可能な利用のためのモデルを開発。
 目標4:少なくとも世界の各生態的地域の10%を効果的に保全する
 目標5:植物の多様性に関して最も重要な地域の50%の保護を確実なものとする。
 目標6:少なくとも生産地の30%を植物多様性保全に合致した形で管理する。
 目標7:世界の絶滅危惧種の60%を生息域内において保全する。 
 目標8:絶滅危惧植物種の60%をアクセス可能な状態で生息域外(原産国内が望ましい)において保全し、
     それらのうち10%を種の回復・復元事業の対象とする。
 目標9:作物その他社会経済的価値のある主要な植物種の遺伝的多様性の70%を保全し、関連する原住民及び地域の知識を維持する。
 目標10:少なくとも、植物及び関連する生息地や生態系を脅かす100種の主要な外来種に対する管理計画を実施する。
 目標11:国際貿易により危機にさらされている植物種をなくす。
 目標12:植物由来の製品の30%を持続的に管理されている生産地から産出されるものにする。
 目標13:植物資源の減少並びに持続可能な生計、地方の食料安全及び健康の維持に資する地方又は原住民の知識、工夫、慣行の損失を停止させる。
 目標14:植物の多様性の重要性と保全の必要性を、コミュニケーションや教育・普及啓発のプログラムに組み入れる。
 目標15:この戦略の目標を達成するために、国内のニーズにしたがって、植物保全に関して適切な施設で働く訓練を受けた人員を増加させる。
 目標16:植物保全活動のためのネットワークを国際レベル、地域レベル、国レベルにおいて設立し、強化する。

 

このセミナーは平成23年度独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催されます。